PCM!!! CHALLENGER!(PART1)
2016.09.19
こんばんわ。
FACTORYの高橋です。
台風がきているみたいで、今日も1日雨。。
浜松のお客様が来店したのですが
浜松は晴天だったらしく、驚いていました。
日本は狭いようで、広いです。
今日はPCM(パワートレイン、コントロール、モジュール)
を交換させて頂いたのでご紹介。
2011y DODGE CHALLENGER 3.6L
突然エンジンがかからないという症状。。
スターターモーターは回るのですが、始動には至らない。
アクセルを踏み込みながらだと、なんとかエンジンが始動。
電子的なトラブルなのか、機械的なトラブルなのか?
とりあいず、診断していきます。
WITECH(クライスラーディーラー診断機)にて
DTC(エラーコード)を読み取ります。
なんと、珍しい!!
PCMとの通信がありません!!
<PCM>
パワートレイン、コントロール、モジュールの略。
エンジン、コントロール、ユニットとも言います。
簡単に言うと、人間でいう脳ミソです。
PCMが様々な電気信号を元に、機械に支持を出している
重要なユニットです。
脳からの支持がなければ、身体も動きませんよね。
車も一緒なんですよ。
PCMの交換に入っていきます。(だいぶと省略しましたが)
ただ、交換しても何にもかかりません。
説明は難しいのですが、新品のモジュールは基本的に空っぽです。
中身が入って無いわけではないです。
赤ちゃんです。
色々と教えてあげないといけません。
「君は、11年式のダッジのチャレンジャーの3.6Lのモジュールだよ。」
「君は、今からこの車を動かすんだよ。」
みたいな感じで。
どの様に教えていくかと言いますと。
遠い国、アメリカからです。
オンラインにてテスターで通信して教えていきます。
まずは、アメリカのディーラーへアクセス。
ここで情報を頂きます。(有料ですよ!!!)
シリアルナンバー(車体番号)より
この車のあらゆるデーターがアメリカから飛んできます。
データーを入れ込んでいくのですが
初心なユニットは警戒心が強く、心を閉ざしています。
優しくして、心を開いた瞬間に、ぶち込みます(笑)
ここで初めてPCMとしての機能を持ちます。
(これでユニットは自分が誰なのかが認識します。)
アクセルのポジションの学習、その他の学習をして完成です!
(少し躾をします。)
全ての通信もつながりエンジン始動です!
目には見えないテスターでの作業はいつもドキドキします。
途中で停電とかにならなくてよかったです。
で、次の日。。。
それでは!
ZION acs 高橋 群青